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6月の着物 & オススメ雨コート

6月の着物の装いについて、従来では単衣(ひとえ)の着物ですが

正式な場以外では

近年の温暖化に合わせて、薄物*(うすもの)をお召しになる方もいらっしゃいます。
*紗(しゃ)や絽(ろ)などの、風通しがよい薄い夏の着物

梅雨明けが早まり、夏日が増える傾向にありますので

着ている本人はもちろん、それを目にする方々も、気候に合っているものの方が心地よく感じますね。

単衣も薄物も、帯や小物は夏物にして涼しさを取りいれます。

  1. 6月の装いの例
  2. オススメ雨コート

6月の装い例

ご参考までに、季節を感じられる装いの例です。

【着物】
 ・仕立て:単衣
 ・素材 :紗合わせ・絽縮緬・堅絽・絽紬
【帯】  絽帯・紗袋・絽綴・紗献上・麻袋
【半襟】 絽縮緬・楊柳(ようりゅう)・絽
【長襦袢】
 ・仕立て:薄物単衣
 ・素材: 絽・紗・麻
【帯揚げ】絽・絽縮緬
【帯締め】細組・真田紐・八つ組など
【羽織】 紗・絽・レース
【コート】紗・絽の雨ゴート
【履物】 エナメル台にエナメル鼻緒・雨下駄・雨草履
【季節の色】水色・浅緑・灰色・白・朱色・桔梗紫
【季節の柄】紫陽花・百合・薊(あざみ)・雨・海・雲

オススメ雨コート

梅雨時や急な雨に備えて、雨コートがあると安心です。

とは言え、この時期は温度も湿度も上がって、暑くなりやすいです。

そこで、蒸れにくく、暑くなりにくい雨コートを探した結果、

現在愛用しているのがこちらです。

こちら、超撥水加工された紗布雨コートです。

軽くてシワになりにくく、出先での脱ぎ着も楽なのです。

(以前は二部式のものを使っていたのですが、出先での脱ぎ着がスムーズにできず、、、)

紗のため全体的に透け感がありますが、

上部は裏地がついて二重になるため、透けません。

蒸れることなく涼しく着れていると思いますし

普段のコートとしても使えます。

【日本製の生地】ですので、しっかりしていて肌触りもよいです。

自宅で洗濯OKです。

雨の日も、しっかり撥水してくれています。

既製品ですが、紐で結ぶため身幅を調節できます。

下前(合わせた時下になる部分)を紐で2カ所結べます

身丈が合う方はお得です。

(長い場合は、裾上げしても良いと思います)

同じ布の収納袋もついています。

しまうとiPadくらいの大きさになるので、カバンの中にも入れやすいです。

厚みは約3~4cm(ふんわりさせて約4cm、押さえて約3cm)になります。

iPadを載せてます

重さは・・・

初めて計ってみました

約340g!軽量です!

お天気が不安定なこのご時世

コート代わりに着ないときは、お稽古バッグやお仕事バッグにいつも入れています。

※あくまでも私の手持ちのもののご紹介ですので、最新の情報はお店の情報をご確認くださいませ。


※参考
・世界文化社「家庭画報特選 決定版 きものに強くなる」
・徳間書店「歴史・文化・伝統がわかる 時代考証家のきもの指南」
・その他、きもの講師認定取得にあたり得た資料(非公開)