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鶺鴒鳴(せきれいなく)

水辺のセキレイ

第四十二候 白露 次候

9月12日~16日頃

鶺鴒(せきれい)が鳴き始めるころ

『鶺鴒』とは、スズメ目セキレイ科の鳥の総称で、秋の季語でもあります。

キセキレイセグロセキレイハクセキレイなど

スズメより大きく、水辺でよく見られる鳥です。

尾が長く、上下に振る習性があることから

イシタタキ(石叩き・石敲き)、ニワタタキ(庭叩き)、イワタタキ(岩叩き)などとも呼ばれます。

 

他にも、オシエドリ(教鳥)、コイオシエドリ(恋教鳥)、トツギオシエドリ(嫁教鳥)など多くの異名を持ちます。

これは、『日本書紀』の「国産み神話」(日本誕生)に由来します。

男神の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と女神の伊弉冉尊(いざなみのみこと)の国生みにあたり、

鶺鴒が尾を上下に振って、両神に共為夫婦(みとのまぐあい)を教えたという伝説があります。

かわいい姿のセキレイが、日本誕生に重要な役割を果たしてくれたのですね。

 

また、その伝説の場所は兵庫県に実在しています。

鶺鴒がとまったとされる石は、兵庫県南あわじ市の『おのころ島神社』に鶺鴒石(せきれいいし)として祀られています。

新しい出会いを授かれる、今のきずなを深められるといった御利益があるようです。

ご興味のある方は、訪れてみてはいかがでしょうか?

 

※参考文献・Webサイト
国立天文台「七十二侯」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B5A8C0E12FBCB7BDBDC6F3B8F5.html
国立国会図書館デジタルコレクション「懐中要便七十二候略暦」https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/831101
水野久美(文) 森松輝夫(絵) 2020年「絵で楽しむ 日本人として知っておきたい二十四節季と七十二候」 (株)KADOKAWA
エイ出版社(著) 2016年「にっぽんの七十二候」(株)枻(えい)出版社
フリー百科事典『ウィキペディア』「七十二候」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%80%99
goo国語辞書(小学館提供『デジタル大辞泉』)https://dictionary.goo.ne.jp/jn/
國學院大學「古典文化学」事業 http://kojiki.kokugakuin.ac.jp/kojiki/%e4%ba%8c%e7%a5%9e%e3%81%ae%e7%b5%90%e5%a9%9a/
おのころ島神社 https://www.freedom.ne.jp/onokoro/index.html