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小満(しょうまん)

立夏から15日目頃、新暦の5月21 日頃が『小満』となります。

『小満』は、草木が茂って天地に満ち始める頃。

こよみ便覧』に「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉志げる(繁る)」とあります。

万物が満ちあふれると、草木の枝葉が盛んにのびる、という意味です。

本来は、麦の穂が実り始めて「ほっ」と一安心、つまり「少し満足」という意味から「小満」と言ったそうです。

稲や果実など、実りの秋に向かってすくすくと育ってほしいものです。

※参考文献・Webサイト
国立国会図書館「二十四節季」 https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s7.html
・国立国会図書館デジタルコレクション「こよみ便覧」(天明7年)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536637
goo国語辞書(小学館提供『デジタル大辞泉』)https://dictionary.goo.ne.jp/jn/
水野久美(文) 森松輝夫(絵) 2020年「絵で楽しむ 日本人として知っておきたい二十四節季と七十二候」 (株)KADOKAWA