『処暑』とは、新暦8月23日頃、暑さが落ち着く時期を表しています。
『こよみ便覧』を見ると、昔は「処」の字に「處」という字が使われていました。
漢字検定1級または準1級レベルの字です。難しい・・・
「処(處)」には、物事をしかるべく取りさばくという意味があります。
処置、処分、処方、処理、処罰、対処などの言葉がありますね。
処暑は、暑さが取りさばかれ、暑さがやむという意味になります。
都内でも、朝晩は少し涼しく感じるようになりました。
夜風も心地よく感じられる日があります。
我が家の百日紅(サルスベリ)、よい感じに花をつけてくれています。
お盆の少し前くらいから秋が訪れるまで、毎年楽しませてくれます。
実家にも大きな百日紅の木があり、小さいころから大好きでした。
実家にも大きな百日紅の木があります。
真夏の日差しと青空に映える鮮やかなピンクの花。
もうしばらくの間楽しめそうです。
(雨風の強い日は、お花がたくさん落ちてしまいお掃除が大変ですが・・・)
※参考文献・Webサイト
・国立国会図書館「二十四節季」 https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s7.html
・国立国会図書館デジタルコレクション「こよみ便覧」(天明7年)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536637
・goo国語辞書(小学館提供『デジタル大辞泉』)https://dictionary.goo.ne.jp/jn/
・水野久美(文) 森松輝夫(絵) 2020年「絵で楽しむ 日本人として知っておきたい二十四節季と七十二候」 (株)KADOKAWA