今日の都内はぐっと冷え込み、お出かけに袷がちょうど良いくらいになりました。
袷の時期、きもののお手入れで気をつけたいのが
きものの型崩れ
です。
きものを着た後は、湿気を飛ばすためにハンガーに掛けます。
きものを着る前、たたみじわを伸ばしたりタンスの匂いを飛ばすため、前日からハンガーに掛けることもあります。
このとき、掛けておく時間に注意しましょう。
長く掛けすぎると、生地の重さなどで表地と裏地のバランスが崩れ、型崩れすることがあります。
型崩れとは、こちらのような状態のことです。
裏地がたるんでしまっています。
表から見ると、わずかに反りあがっているのがお分かりでしょうか。
横から見ると、良くわかります。
タンスで保管していても、湿気を吸うなどして生地が収縮することがあるようで、着ていないのに型崩れしてたということもあるようです。
このきものは、どちらが原因かわかりませんが、
きものを着始めたばかりの頃、畳むのが面倒で2,3日くらい掛けっぱなしにしたことが、何度かありました・・・
今では、掛けっぱなしにしないように注意しています。
私がハンガーに掛ける時間の目安はこちらです。
・きものを着た日は、6~12時間の間に畳む。遅くとも翌日中。
・事前に出して掛けるのは、早くても着る日の前夜から。
実用的でオススメのきものハンガーはこちらです。
きものを着た日のお手入れも別記事ご紹介しています。
ご参考になれば幸いです。