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漆と金の雅な世界『大蒔絵展』

東京 日本橋にある三井記念美術館

大蒔絵展(だいまきえてん)
漆と金の千年物語

に行ってきました。

蒔絵好きな私、以前からとっても楽しみにしていました。

MOA美術館、三井記念美術館、徳川美術館の3館が共同で開催するもので、

初回は静岡県 熱海のMOA美術館で、4月からGWまで開催されていました。

熱海まで行こうかと思っていたところ、秋に東京でも開催されると知り、今まで待っていました。

平安時代以降の各時代を代表する名品

現代の人間国宝も加えられ

選りすぐりの蒔絵が展示されていました。

 国宝「源氏物語絵巻」(徳川美術館蔵)をはじめとした物語絵巻や屛風、

仏教経典、書跡、能の道具などを合わせて、

3館で国宝25件、重要文化財51件を含む、計188件を楽しめます。

 

個人的に印象に残った作品は…

室町時代『扇散蒔絵手箱』

絵の中に絵を描くというのでしょうか。

扇の中に、更に細かく美しく描かれた風景画が印象的でした。

江戸時代『八橋蒔絵茶箱』

漆黒に浮かぶ八橋の風景と螺鈿の蝶が美しい、

はっきりとした絵柄の蒔絵でした。

なんとなくコスメ・ファッションブランドのANNA SUIをイメージしてしまいました(笑)

 

現代の人間国宝 松田権六作『赤とんぼ蒔絵箱』

こちらも素敵でした。

昆虫ものは苦手なのですが、目を惹く作品でした。

番外編 根付

蒔絵ではありませんが、素晴らしい細工の「根付(ねつけ)」がありました。

印籠の根付なのですが、主役は印籠。

根付は展示説明にも作品一覧にも載っていません…

十二支が円形に透かし彫りされているのですが、とても細かい彫で、動物たちも可愛らしく表現されています。

素材は象牙のようなものでした。

職人技はすごいものだと、改めて感じました。

 

『大蒔絵展』東京会場での開催は11月13日までです。

予約不要ですから、ご都合が良ければ是非足を運んでみてください。

ちなみに、次回は名古屋会場で、2023年4月15日(土)~5月28日(日)徳川美術館に巡回予定だそうです。

徳川美術館、一度行ったことがありますが、素敵なところでした。

また行ってみようかしら。

 

※参考Webサイト
・大蒔絵展 https://maki-e.exhibit.jp
三井記念美術館 https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html