12月は『袷』の着物です。冬の始まり、温かみのある素材や織のものを合わせやすいですね。
また、クリスマスシーズンでもあるため、クリスマスや西洋をイメージしたコーディネートを楽しむ方も増える季節です。
クリスマス・コーディネート
この時期は、お稽古やイベントでご一緒した方々の、クリスマスを意識したポイントを見つけると嬉しいものです。
サンタクロースやツリーが描かれた帯など、一目でクリスマスだとわかるものもありますが、
さりげなくクリスマス感を出されている方も多いのです。
ちなみに、今月お会いした方々はこちらのようなコーデでした。
・スワロフスキーの帯留
・深緑に金箔を散らした帯揚げ
・星のように見える和柄の帯
・アルファベットの文字が並ぶ帯
皆さま、オシャレ上手です。
私も、さりげない（自己満足程度？）クリスマス感を出せるアイテムが好きです。
特に、他の季節にも使えるものはお財布にも優しくて嬉しいです（笑）
12月の装い例
ご参考までに、季節を感じられる装いの例です。
【着物】
・仕立て：袷
・素材 ：縮緬・平織・綸子・御召・真綿紬・羽二重
【帯】 縮緬・綸子・錦織・唐織・紬・緞子・綴織
【半襟】 塩瀬羽二重・綸子・縮緬・ふくれ織り
【長襦袢】
・仕立て：袖無双
・素材： 綸子・縮緬・羽二重
【帯揚げ】総絞り・飛び絞り・綸子・縮緬
【帯締め】太目で平たいもの・四つ組など太いもの
【羽織】 縮緬・紋綸子・紬
【コート】繻子・縮緬・紋綸子・紬・ウール・ベルベット・カシミヤ・毛皮・綿入れ被布
【履物】 エナメル台にエナメル鼻緒・革製台にエナメル鼻緒・コルク台に縮緬鼻緒・畳表台にビロード鼻緒
【季節の色】白・黒・小豆色・灰色・緋色・茜色・辛子色・古代紫・深緑・金・銀
【季節の柄】星・月・雪もちの松・こぼれ松葉・雪輪・唐草や更紗などの異国模様・南天・烏瓜・冬景色
※参考
・世界文化社「家庭画報特選 決定版 きものに強くなる」
・徳間書店「歴史・文化・伝統がわかる 時代考証家のきもの指南」
・その他、きもの講師認定取得にあたり得た資料（非公開）