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東博「国宝 東京国立博物館のすべて」行ってきました

待ちに待った特別展

会場は東京国立博物館の平成館

東京国立博物館150周年
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」

行ってまいりました!

 

今回は、チケットを取るのも大変でした。

入館日時指定でオンライン予約するのですが、期間別に予約できる期間が決まっていて、気づいたときには売り切れていたり、

予約サイトにつなげるにもアクセスが集中して1時間くらい先に進まなかったり、

やっと進んだと思ったら、処理待ちで1時間くらい待たされたり・・・

やっとの思いで手に入れることができました。

 

当日は、入場に少々並びましたが、人数制限のおかげで比較的すんなり見られたように思います。

(各展示室の入口に近いところは混雑しましたが)

 

国宝をまとめて拝見できるだけあって、とっても見ごたえがありました。

特に印象に残ったものはこちらの2点です。

梨地螺鈿金装飾剣
(なしじらでんきんそうのかざりたち)

平安時代 12世
※「https://tohaku150th.jp/highlight/」の71番で写真が見られます。

繊細で美しい細工、全体の素敵なデザイン、華やかさに見入ってしまいました。

刀剣のエリアは、近年流行の刀剣女子の方々も多くいらっしゃったようで、女性の割合が多かったように思います。

生人形
(いきにんぎょう)
三代安本亀八作

明治時代 20世紀

国宝ではありませんが、綺麗な打掛を着せられた人形です。

本当に生きている女性のようでした。

今にも動き出しそうなほど、顔立ちや表情、体勢がリアルすぎでした。

素晴らしい作品です。

 

他に印象的だった国宝はこちらです。

・絵画

千手観音像

平安時代「https://tohaku150th.jp/highlight/」15番

実物も暗い色彩(経年によるものだと思いますが)ですが、細かな描画が美しいと思いました。

描かれた当初はもっと色鮮やかだったのだろうと思います。

洛中洛外図屛風(舟木本)
(らくちゅうらくがいずびょうぶ ふなきぼん)

岩佐又兵衛 筆 江戸時代 17世紀 「https://tohaku150th.jp/highlight/」18番

特別展のテレビ番組でも紹介されていた屏風だと思います。

色々な人間模様が描かれていて、じっくり見るにはかなり時間がかかりそうです。

・法隆寺献納宝物

細字法華経(さいじほけきょう)

中国・唐時代 長寿3年(694)「https://tohaku150th.jp/highlight/」52番

とにかく字が細かい!そして美しい。

実際は太い巻物になっています。

紙を継ぎ足しているとは思いますが、間違えずに書くことだけでも修行になりそうです。

海磯鏡(かいききょう)

奈良時代 8世紀

錆びていない鏡を初めて見ました。

鏡面は見られなかったのですが、光を反射しそうな程きれいな装飾面でした。

そして、思ったよりも大きかったです。

さすが国宝。

・考古

扁平鈕式銅鐸(へんぺいちゅうしきどうたく)

伝香川県出土 弥生時代 紀元前2~前1世紀「https://tohaku150th.jp/highlight/」61番

こちらも、青錆が出ていない銅鐸を初めて見ました(笑)

銅鐸って、こんなに美しいものだったのですね。

彫られた絵もよくわかりました。

埴輪 挂甲の武人(はにわ けいこうのぶじん)

群馬県太田市飯塚町出土 古墳時代 6世紀「https://tohaku150th.jp/highlight/」63番

幼き頃に見た「おーい!はに丸君」を思い出しました(笑)

はに丸君は三頭身くらいでしたが、こちらは当時の人に近い感じなのだと思います。

顔の表情や体の丸み、武具などを粘土で作っていくそうですが、作ったのはよっぽど技術の高い人だったのでしょうね。

 

重要文化財とその他の作品で印象に残ったのはこちらです。

見返り美人図

菱川師宣筆 江戸時代 17世紀

本物の展示期間は過ぎており、複製でした。

写真OKでしたので撮ってみました。

見返り美人図の複製

褐釉蟹貼付台付鉢

初代宮川香山作 明治14年(1881年)

鉢から湧き出したかのように、とってもリアルな蟹が貼り付いています。

蟹の細い脚やトゲトゲなど、焼き物とは思えない精巧さです。

鷲置物

鈴木長吉作 明治25年(1892年)

羽一枚一枚まで鷲を忠実に表現した鋳造品です。

赤坂離宮花鳥図画帖

明治39年(1906年)

16面(全部で44面)の四季折々の花鳥図です。

ずらりと並んだ展示場のその一角は、高貴な雰囲気を醸し出しているようでした。

こんなに美しい絵に囲まれた生活ができるとは、羨ましい(笑)

大井戸茶碗 有楽井戸

朝鮮 16世紀

どっしりとしながらも、味わいのある持ちやすそうなお茶碗でした。

(別の展示会でも見たことあるような気がします)

自在龍置物

明珍宗察作 江戸時代 正徳3年(1713年)

幼き頃のテレビ版組にあった日本昔話の最初に出てくる竜のイメージです。

親しみやすそうな顔に、はっきりした鱗が表現されています。

体は細かくつなぎ合わされていて、好きな形に動かせるというのに驚きました。

江戸時代の技術の高さはすごいものですね。

金剛力士像

平安時代 12世紀

かつて滋賀県の寺院に安置されていて、昭和9年(1934)の室戸台風で大破したものを修理し、東博の所蔵品となったもの。

本展ではじめて公開されたそうで、写真OKでした。

皆さんが写真を撮るので遠慮がちになるのですが、足元や横から拝見もできます。

撮り忘れましたが、後ろ姿も立派でした。

 

本当に見ごたえのある展示で、とても充実した時間を過ごせました。

楽しかったです。

疲れた後の甘味処については、また後日ご紹介します(笑)

※追記:こちらでご紹介しています。

 

※参考Webサイト

東京国立初物館創立150周年記念 特設サイト https://www.tnm.jp/150th/project/202210/exhibition_tokubetsuten_tnm.html
・東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」「展示構成」https://tohaku150th.jp/highlight/